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ワイン不完全ガイド「シェルブロ」

戦わないワイン商 (株)Sheldlake代表村山による、ワインとかなんかそんな感じのブログ

私が飲んだワインたち Glass5 〜 ロワール地方 〜

「テイスティング」をする 「産地」のお話

風邪、引きました。

 

 

こんにちは私です代表です村山です。

 

 

引きましたよ風邪、久々に。

 

私、見た目はサバイバル生活長かったのかな?っていう、ちょっとした野人みたいなジャングル大帝なんですけど、意外と身体弱くてですね。数年前までは毎年、寒い時期になると必ず1回は大風邪引いてたんです。

 

でも、ここのところはすっかり丈夫な身体になりましてね。

シェルドレイクの美味しくて身体にも優しいワインをいつも飲んでるからかなぁ

まぁ「風邪」という概念を忘れかける程度には風邪引いてませんでした。多分、もう漢字も書けないでしょう。

 

で、久々に風邪を引いて思ったことは、歳を食えば食う程、寝込んでるときの心細さ、半端ない。「これが…孤独死…か…」とか呟きながら葛根湯を鼻から吸ってました。

昔はそんなことなかったんですけどね。身体は丈夫になったけど、心はプレパラートくらい脆くなっていってるのを自覚しましたよ。

来年辺り、四十八カ所巡りとかしようかな。

 

 

さて、本日は「私実はちゃんとワインを扱う人なんだぞという事を知ってもらって承認欲求を満たそうストラテジー」の第5回。最近ばたついてて書いてませんでした。

 

本日は、フランスはロワール地方という、一大ワイン産地の一角のワインを少々。

 

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フランスといえば、第3回で私書いてましたね。アルザス地方のこと。

 

↑でも書いてますが、私あんまりフランスワイン飲まないんですよ。

でも、例えば白ワイン飲みたくて、その店にフランスワインばっかしか無くて、メニューを見てまず目に留める産地が「アルザス地方」。

次いで、赤白問わず目に留めるのが「ロワール地方」って感じです。個人的過ぎる話で恐縮ですけど。

 

一言で済ませば、「私が好きな系統のワインが多い」で終わります。

正直、上記2産地を遥かに上回る超ど級有名生産地のボルドー地方とかブルゴーニュ地方なんかより、遥かに好きなものが多いです

 

 で、さっそくこちら

 

LA GRAPPERIE 『Adonis』(ラ・グラッペリ『アドニス』)

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 自然派の赤ワインですね。この方、自然派の生産者の中では、結構名の知れた方なのではないでしょうか。詳しくは知らないんですが、基本的にたった一人で造っているみたいですね。

そんな生産者に、私も出会いたいものです。スロバキアにもいるでしょう。

 

 品種は「ピノ・ドニス」という、このロワール地方に古くからある黒品種。好んで勉強とかしてる人じゃない限り、まず聞いたことのない品種でしょう。

このピノ・ドニスを使用したワインって、日本ではあまり見ないはずです。しかも、このワインのように100%使用となると、さらにその数は減るのではないでしょうか、多分。

 

 香りは、もう赤系の果実がすぐ頭に浮かんでくるような、爽やかささえ感じる良い香り。“キュートな香り”とはこのことでしょう。

味わいですが、これ系のものを飲んだことのない方は結構驚くかもしれません。お店の方がこう表現してました。「梅じそジュースみたい」って。これね、結構言い得て妙です。

“旨味の塊”と言えば良いんでしょうか。ジューシーな果実味と共に、ミネラル感もたっぷりと感じます。

非常に軽やかな口当たりで、タンニンもあまり感じず、アルコール度数も高くないので、すいすいと飲めちゃう感じ。

 

 このような「軽やかな旨味ジュース系赤ワイン」(と私は勝手に呼んでます)の自然派ワイン、結構増えましたよね。

 一昔前は、今も多くの方が赤ワインに抱いているイメージ、「どっしりフルボディ」ってのが流行でしたが

 時代は流れ、(いわゆる“自然派ワイン”じゃなくても)最近の赤ワインの流行は軽やかな味わいを目指す方向になっている。これ、豆知識です。

 

 自然派ワインの潮流もあるでしょうし、人々の味覚の変化なんかもあるんでしょう。

「どっしりフルボディ」系赤ワインの最先鋒だったオーストラリアでさえ、最近は軽やかな方向性の赤ワインが増えてますからね。

 

このラ・グラッペリの『アドニス』なんですが、紹介しといて申し訳ないんですけど、もしかしたらあまりショップで見かけることはないかもしれません。

でも、自然派ワイン専門のショップなら、これを置く店は結構あるんじゃないでしょうか。

見かけた時には、ゲットしとくことをオススメします。

 

で、次。

 

Domaine de Montrieux 『BOISSON ROUGE』(ドメーヌ・ド・モントリュー『ボワソン・ルージュ』)

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これまた自然派の赤。で、微発砲ワイン

フランスでは、普通のスパークリングワインのことを「ヴァン・ムスー」とか「クレマン」とか言います。なんか「ムスー」って可愛いですよね、ちょっとふてくされた女の子を妄想してます。「クレマン」に至っては、そういうあだ名の友達小学校にいた気がしてくるし。

で、↑のような、ガスの弱い微発砲のワインのものを「ペティアン」って言います。これもなんか可愛い響きです。

 お店とかで使ってみてください。「今日はムスーというよりペティアンって気分かな。ある?ペティアン」とかドヤ顔で。きっと、ウザがられます(実際こういう人、見かけたことあります。絶望しました)。

 

ラベルが可愛いですよね。小学生が書いたのかな?っていう金魚のイラストが。

 

 品種なんですが、「ガメイ」という黒品種。 このガメイ、みなさん良くご存知のワインによく使われている品種ですよ。

ボージョレ・ヌーヴォー」です。

  ワインに興味ない方は、意外とこれ意識してないと思うんですけど

「ボージョレ」というのは、ブルゴーニュ地方の南にある「ボージョレ地区」という地域の名前。

  んで、「ヌーヴォー」ってのは「新しいもの」とかいう意味。

 ってなわけで、「ボージョレ・ヌーヴォー」=「ボージョレ地区で造られる新酒」みたいな意味です。

 

 世界にあるガメイ。そのほとんどは、ボジョレー地区で栽培されてるんですけどね。このロワール地方でもガメイを使ってワイン造る人、結構多いんです(ちなみに、スイスでもガメイは結構ありまして。スイスのガメイも美味しいもの多いんですよ)。

私は個人的に好きな品種です。

 

 香りですが、ガメイらしいクランベリーとかイチゴとかの、少し甘さをまとった良い香り。

 味わいは“甘口ワイン”では決してありませんが、果実味はやはり甘味を伴う印象でキャッチー。口当たりは超絶軽く、ふんわりとした微発砲が、その果実味をさらに高めています。そして、これもまたミネラル感のある旨味。もう、最高ですよ。

 

 度数も低いので、ゴクゴク飲めちゃう。そんなワインです。多分私、2本くらいすぐ空いちゃうと思います。

ワインが苦手という方だろうと、愛好家だろうと、等しく「うまい」と思わせるワインでしょう。

これまた手に入りにくいかもですが、どこかの自然派専門店にあるかもしれません。見つけたら即買いしてください。そして私にください。 

 

で、最後。

 

Les Vins Contes『Poivre et Sel 』 (レ・ヴァン・コンテ『ポワーヴル・エ・セル』)

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これも赤ワイン。前に調べたんですが、たしかビオディナミ生産者だったかと記憶しています。

このワイン、上記二つのワインの品種を混ぜて造られてます。すなわち「ピノ・ドニス」と「ガメイ」の混醸によるワインですね。私には最高の組み合わせというわけです。

 

これまた洒落たラベルデザインで、気に入っております。

 

やっぱり香りはフレッシュです。ベリーの香りなんですが、↑2つのワインよりももう少し熟した感じがします。あと、若干ながらスパイス香が混じります。胡椒に近いんですかね。この「スパイス香」は、ピノ・ドニスの品種特性の一つのようですね。

 

で味わいはというと、やっぱりジューシーな果実味。ぎゅっと絞るようなミネラル感と酸味の掛け合いが絶妙で、非常に心地良いワインですぞ。

これまた度数は低めで、すいすいと飲めちゃう、ある意味危険なワインとも言えますな。

 

このワインもまた、見かけたら即買い級のワインでございます。

きっと良い時間を共有してくれるでしょう。

 

 

ロワール地方の超絶簡素でいい加減な説明

 さて、私はあまり飲まないフランスワインの中でも結構飲んでいるロワール地方。

「ロワール地方ってどこだよ」って話なんですがどーん。

 

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 ↑すごいアバウト

 冒頭から「ロワール地方」って言ってるじゃないですか。これね、正確には「ロワール渓谷地方(Val de Loire ヴァル・ド・ロワール)」とか言います。

そう、全長1000Kmあるというロワール河っていう河沿いに、延々とブドウ畑とワイナリーが並ぶ地域なんです。

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こういう、河沿いにブドウ畑が並ぶ産地って、かなり多いんです。

 同じフランスの国内でも、ボルドー地方のジロンド/ドルドーニュ/ガロンヌ河ローヌ地方のローヌ河ドイツのライン河オーストリアのドナウ河。などなどなど、挙げれば切りがないくらいに。

 なぜかって、この河から吹く風とか、湿気とか、太陽光の反射とか……要は、河があることで生まれる微妙な環境の変化が、ブドウに良い影響を与えるってことですな。

 

 “お勉強”的な話で言うと、ロワール地方の産地は4つ程に大別されるんですけどね。

 でも、そんなもんは本なりネットなりで調べれば詳しく分かると思うので、興味がある人は調べてみてください。なかなか面白い産地ですよ。

  

 そんな中、頭の片隅に入れておいても良い事項、それは

スッキリ白ヴァリエーション自然派

 

 

位置

 フランスの中でも北の方にあるでしょ。だから、基本的に冷涼地と言われるんですけどね。でも、上述したように、ロワール河のおかげ様で真冬でも“寒む過ぎない”んです。極寒の地ではブドウ栽培はできませんからね。

 

 それでも、比較的冷涼地であることに変わりありません。それが何を意味するのか。めっっちゃ簡単に済ませますが

スッキリ目の白ワインができます

 その気候を反映した、酸度が適度に高いブドウが出来るってことですな。キリッとした爽やかな白ワインが多く造られます。

 

 この地方に有名なもの一つで、大西洋側の産地に「ミュスカデ」って品種の白ワインがあるんですが、まさにそんな感じ。品種特性も薄い(=邪魔をしない)ので、白身魚の刺身なんか合うんですよ。なので、お寿司屋さんなんかで、ロワールのミュスカデ、結構見かけますよ。

 

ヴァリエーション

 東から西へと(大陸側から海へと)大西洋に向けて流れ出ていくロワール河。それに沿うように、同じく東西に伸びるワイン産地。

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▲こんな感じで4つの産地に大別されることが多いです。ざっくりとです。

 

 全体的に冷涼地とはいえ、こんなに広大なんです。海側から大陸側にかけて、その気候はどんどん変化していきます

 これは想像しやすいですよね?大西洋側の気候は、もちろんその海の影響を受けます。内陸に入れば入る程、その気候条件はどんどん変わるわけです。

 

 これすなわち、栽培するブドウも変わってくるってこと。

ってことは、造られるワインの味わいにヴァリエーションが生まれるということ。これには、同じく東西で刻々と変化していく土壌の質も絡んできます。

 

  さらに加え、優秀なスパークリングワインも多く造られ、結構有名な甘口ワインも多くある。

 

 まぁ広大な産地ってのもあるんですが、このロワールの多様性にはなかなか大変です。「わけわからんでござる」ってなります。

 でも逆に言えば、ここだけで、充分いろんなワインを楽しめるとも言えますね。

  

 上述の「ミュスカデ」。これは大西洋側で多く造られます。

 それはそれで良いのですが、個人的な白ワインの好みは、もう少し内陸に入ったところで多く造られる白品種の「シュナン・ブラン」。これも有名どこです。

 もっと好きなのが、さらに内陸に入った所で造られ始める「ソーヴィニョン・ブラン」。他の産地のソーヴィニョン・ブランとは、また違った味わいなんですが、私は結構好きです。

 

 このように、内陸に向かうにつれて、適した品種が変わってきます。

 

 

 自然派ワイン生産者が多いロワール

 で、もう一つ。これも特筆すべき点。

 ロワールって、自然派ワイン造る人が多いみたいなんです。別に調べた訳じゃないんですけど、たしかに専門店に行くと、ロワールのもの、よく見かける気がします。

 

 超ド級有名な自然派生産者なんかもいて、カリスマ的存在なんですけどね。そういうフラグシップがいると、やはり聖地みたいになって、同じような志を抱いた生産者が集まるんでしょうね。

 とある有名生産者のものなんかは、見た瞬間コンタクトが吹き飛ぶくらいの値段なんですけどね。でも、産地全体でそういった哲学を持った生産者が多いので、比較的安価で、でもとっても美味しい、そんな自然派ワインが多く存在します。

 今日挙げたワインたちも、そんなに高いものでもないんですよ。

 

 で、「自然派系のワインでロワール」。これで美味しくなかったものに私は出会ったことがありません 。

 

 

 

 と、思いついたことから長ったらしく、かつ簡単に書きましたが

 

 ボルドーやブルゴーニュと違って、一般にはあまり聞き覚えのないであろうロワール地方のワイン。

 一産地としては広大過ぎるし、種類も沢山あるのでね。よくわからんでござる状態だと思うんですけど、私は結構アタリを引きやすい産地です。

 

ご参考になれば幸いです。

 

 

 皆様、良い酒活を。

 

 私は葛根湯を飲みます。

 

 [本日のオススメ]

 ◯ラ・グラッペリ『アドニス』
 ◯ドメーヌ・ド・モントリュー『ボワソン・ルージュ』
 ◯レ・ヴァン・コンテ『ポワーヴル・エ・セル』

 

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株式会社シェルドレイク 代表 ムラヤマ

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