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ワイン不完全ガイド「シェルブロ」

戦わないワイン商 (株)Sheldlake代表村山による、ワインとかなんかそんな感じのブログ

新ワインのご紹介 4

「シェルドレイク」のワイン 「テイスティング」をする

出会い頭の事故でこのブログに行き当たった皆様方におかれましては大変恐縮ですが

「新ラインナップ紹介」の続きです。

 

 

今回でとりあえず最後となります。

今までの「新ラインナップ紹介 1〜3」は、完全に日本初輸入のものでしたが、本記事では、前回輸入分で“売切れてしまった”、もしくは“もう数がほとんどない”ワインの、新しいヴィンテージのご紹介です。

 

 

ってことで、早速コチラ。

 

 

Frankovka modrá 2011[赤:ブラウフレンキッシュ]

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ブラウフレンキッシュ(フランコウカ モドラ)ですよ、飽きもせず。

 

この品種、『新ワイン紹介 2』でも出てきましたね。スロバキアの自然派ワイナリーからの超超超自信の1本。

同じくスロバキアではありますが、今度は別のワイナリーからのブラウフレンキッシュ。好きなんでしょうね私、この品種。

 前回記事でも出てきた、スロバキア老舗ワイナリー・Château Topoľčianky(シャトー トポルチアンキ)からのブラウフレンキッシュですぞ。

 

前ヴィンテージの『Frankovka modrá』ね、飲食店様にも個人の方々にも結構人気でして。早めに売切れちゃったんです。まさかそんなに人気が出るとは夢にも思ってませんでした、とか立場上言っちゃダメなんでしょうけど。

 

「さぁ2011はどう出るか」と楽しみに開栓しましたが、これが結構な違いがあってびっくりしました。

 

 香りは、まずブラックチェリーのような果実香が来るんですが、“フレッシュ”なんですよね。前ヴィンテージは、同じ果実香でも、もう少し“熟した果実”のニュアンスだったと記憶しているんですが、 今回は多少趣を異にしてます。

その果実香にふんわりと ヒノキ、そしてメントールのような香りが漂います。これが心地良いですなぁ。

 

味わいはというと、香りからの予想通り、新鮮なダークチェリーを齧ったような果実味。これもやはり、前ヴィンテージとは異なりますね。

その果実味と溶け合う酸味。これ結構しっかり目の酸味なんですが、果実味とのバランスが良いのでしょう、際立っては全く感じません。

後味に鼻に抜けて香る、ほろ苦さと果実の風味がまた良いですね。次の一口に自然に手が伸びます。

 

牛肉でもまぁ良いんですが、鳥や豚のローストやステーキの方が良いのかなぁって思います。チーズなら、ハード系(マリボー、ゴーダ、チェダーとかその辺)がきっと良いんじゃないかと。

 

前ヴィンテージとは、また違った表情を見せてくれたこのワイナリーの『Frankovka modrá 2011』。

 

初めて飲む方は、口当たりも良いので気軽に飲める赤ワインとなるでしょう。

飲んだことのある方は、「その年の気候によって変わるブドウ」を感じられて面白いのではないでしょうか。

お値段は、前ヴィンテージと同じ価格となります。

 

 

お次はコチラ。

 

CABERNET SAUVIGNON BIO 2012[赤:カベルネ・ソーヴィニョン]

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来ましたよ。スロバキアきっての自然派ワイナリー・Domin & Kusickyから、王道品種の新ヴィンテージですぞ。私が個人的に惚れ込んでます。

 

上記のワイン名見て、気付いてくださった方もいらっしゃるかもしれません。前ヴィンテージは「barrique」の表記がありましたよね。

↓↓

カベルネ・ソーヴィニョン | スロバキア

※2009 barriqueの在庫はあと少ししかありません。

 

この2012では、「barrique」の表記がなくなりました。

2012年の作柄を考えて、バリック(225ℓのオーク樽)での熟成期間を長く取らず、果実味重視なワインにしたということです。

というわけで、私、楽しみでした飲むの。2012の作柄の面でも、それに対する醸造の面でも。

 

香りが良いですなぁ今年も。ブルーベリーやカシスのような果実香ですが、その中でも完璧に熟した黒果実。つまり、甘やかさを伴った芳醇な香りですな。

それから、シナモンっぽいスパイス香。そして、杉、スミレの花。“妖艶”という言葉が思い浮かびます。

やはり「barrique」とはずいぶん違いますね。「barrique」は、香りから熟成香と強烈なインパクトがありましたが、この「2012」はもう少しスレンダーな感じでしょうか。

 

 味わいは、ぎゅっと凝縮したような果実味が全面に出ています。綺麗にぎゅーんって伸びる酸味のせいか、余計に果実味が口いっぱいに広がるような。タンニンもザラつくこと無く優しい。

カカオを思わせるほろ苦い風味も乗って、心地良いアフターが鼻からふぁすぅ〜んって、長〜く続きます。

 

開栓したてで飲むと、人によっては、酸味が厳しく感じるかもしれません。しかしながら、時間を置けば、その酸味も溶け合って口当たりも良くなりますし、味わいに複雑さが増してきますよ。

『新ワイン紹介 1』でもちょっと書いてるんですが

 

香りと同じく、時間が経つにつれ、スパイシーな風味が前に出てきてアクセントが大きくなりますね。

これらのワインに限りませんが、特に赤ワインは、開栓して時間が経ってからの変化も楽しんでほしいのです。

 

そうなんですよ。

特に、上記カベルネ・ソーヴィニョンのようなエキス分の強い赤ワインや、熟成期間の長い赤ワインなどは、ワインがその真価を発揮してくれるまで時間がかかります

抜栓して1日経ってから飲んでも良いくらいです。

 

私、この『カベルネ・ソーヴィニョン BIO 2012』、4日に渡って飲みましたが、二日目以降、こんな感じになります。

 

香り⇒黒胡椒、そしてナツメグのようなちょっと甘やかでエキゾチックなスパイス香が前に。カカオ、杉、花、この辺の香りも強まる(“果実〜〜”って感じは引っ込む、というか溶け合って認識に上がって来なくなる)。

 

味わい⇒酸味がうまく溶け合って、口当たりは非常に良きものに。タンニン分は、より滑らかに。

 

だからですね、普段あまりワインを飲まない方々におかれましては特に

 

 開けて

 すぐ飲んで

 うわー酸味キツいなぁ止めよ

 

って、ワインを判断しないで頂けたらなって願ってます。というか、その判断をしてしまうと勿体ないと思います。

 飲むその日の朝、出掛ける前に抜栓してから家を出るのがよろしいかと思います。

 

このような、時間が経つにつれて変化していくワインの香りと味わいというのも、ワインの面白い所の一つ、と言えますね。

 

 

そんで最後。

 

RULANDSKÉ MODRÉ BIO  2011[赤:ピノ・ノワール]

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ピノ・ノワールですよお嬢様。

正直、個人的にこのワインが今回一っっ番楽しみでした。上記のカベルネ・ソーヴィニョンと同じく、スロバキアの自然派ワイナリー・Domin & Kusickyから。

 

RULANDSKÉ MODRÉ ルーランスケ モドレ』と表記されていますが、これスロバキア語表記。国際的な表記・呼び名で「Pinot Noir ピノ・ノワール」ってわけですな。

 

いやぁこれね、前ヴィンテージの「2009」、最っ高でした。おかげさまで早めに売り切れました。もっともっと大量に輸入できなかった自分の会社のミジンコのような資金力に、未だに悔しい思いをしているくらい、本当に良いワインでした。

今回もそこまで大量には入れられてないので、あんまり教えたくないというのが正直なところです。

 

 

香りですが、これがもう、たまりません。よく熟したラズベリーの果実香。ピノ・ノワールの特徴の一つですな。ふんわりと香るヒノキのような熟成香。そして、バラのような芳香も感じます。スモーキーなニュアンスが、全体をまとめあげていますね。

もう、香りからキタコレって思いました。

 

味わいですが、「旨味しっかり・ジューシー・驚く程の口当たりの良さ」に集約されます。

熟した果実味が非常にジューシーでして。ここが、前ヴィンテージとの一番の違いかもしれません。ジューシーながらも凝縮されていて、旨味を伴ってる感じ。

その果実味に溶けた酸味とタンニン、抜群のバランスですよ。後味に鼻に抜けてくる果実とほろ苦い風味が、これまた次の一口を誘ってきます。

 

スロバキア自然派ワイナリー・Domin & Kusickyの新ヴィンテージ、『ピノ・ノワール 2011』。

もう期待以上のパフォーマンスでした。

 

正直、どこのワインにも負ける気がしません。

 

「ワインが苦手だ」という方も、きっと美味しく飲めるでしょう。というか、そういう方にこそ飲んで頂きたいですね。

 

 

 

さて、4回に渡って『新ワイン紹介』を送ってきましたが、今回で以上となります。

 

今回の輸入は、比較的赤ワインを意識的に多めにしました

現地で飲んで惚れたワインたちとはいえ、日本に輸入されてきて、飲んでみて、自分がどう感じるのか。毎回不安で仕方ないんですが、杞憂のようです。

 

めっちゃ 自信ありますよ。

 

 

 そろそろ、弊社ワイン販売サイトにも、ご紹介してきた全ての商品がアップされます。

お楽しみにして頂けたら幸いです。

 

それでは、良い秋をお過ごし下さい。 

www.sheldlake-wine.com