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ワイン不完全ガイド「シェルブロ」

戦わないワイン商 (株)Sheldlake代表村山による、ワインとかなんかそんな感じのブログ

素敵なSomethingを御挨拶に変えて

 

初めまして、株式会社Sheldlake代表、村山と申します。

本日より、ヨーロッパ各所のワインの輸入及びネット販売を開始するにあたり御挨拶申し上げるため、ネットという大海の遥か片隅にひっそりと陣を張らせていただいた次第にございます。

 

開業にあたってこのような場所を設けたのなら自己紹介くらいはすべきなのでしょうが、かといって私めのようなゴロツキの経歴、人生、その他をここで語っても仕方のないことと存じます。

「わたくし、生まれは大阪、育ちは東京。帝釈天で産湯をつかい、姓は村山、名は佳徳、人呼んでフーテンのムラと発します」などと発したところで、このページに出会ってしまった方々にとっては一粒の塵の価値にも値しないことが容易に想像できますので、失礼ながら割愛させて頂きます。

 

ここまで一息に書いて、ふと、ワインに関する知識や教養などを語るよりも、上記のような戯れ言や無駄口をつらつら書いてる方が遥かに得意、かつ気が楽であることに気づいてしまい、「我が社の未来とは」「会社のブランディングとは」というフレーズが頭をよぎり、早くも暗澹たる気持ちになっております。

船出とは概してこういうものなのでしょうか。多分違いますね。反省します。

 

 

さて、Sheldlakeで取扱う商品は輸入ワインです。

と、歴史上こんなにもシンプルかつ直接的かつ適当かついい加減な自社紹介があったでしょうか。私は知りません。反省します。

 

輸入ワインと一口に言っても、我々が輸入するそれは一癖あるかもしれません。

基本的には、日本はおろかアジア圏でも取扱われたことのないヨーロッパ各地のワインが多く並びます。それらの多くは家族経営によるワイナリーで、それはつまり、年間生産本数が少なく、限られた量しかワインを造らない生産者たちであることを意味します。

 

各国、各地域のワイナリーに直接赴き、人と畑とワインに直接触れ心に響いたワインを、私の独断と偏見により輸入し皆様にご提供させて頂きます。

段々と会社説明っぽくなってきましたね。いい感じです。その調子だぞ私。

 

 

開業時の現時点におきましては、スロバキア、イタリア、スペインから、それぞれ厳選したワインをご提供させて頂いております。

 

スロバキアのワインというと聞き馴染みのない方が多いかと思いますが、実はその歴史は古く、世界のどこに出しても刮目させるワインを生み出す生産者たちが群雄割拠し、日々ワインを造って生きています。胸を打つ多くの雄大な自然、そしてその各所に固有の土壌から生まれるブドウが、スロバキアワインに多様な幅と奥行きを与えています。

 

イタリアはいわずと知れたワイン大国です。しかし、今回訪問し、取扱うことにしたワインの産地はリグーリア州にある世界遺産、チンクエ・テッレ。息を飲むような美しい景観と、そこに生きる素朴な人々の手で造られるワインです。生産量が非常に少なく、イタリア国内の他の州にさえあまり多くは出回りません。日本での情報はほぼ皆無で参考になるものもないため、この景観と、人間と、ワインの素晴らしさを私が伝えられるのか、そこだけが不安です。

 

スペインも、イタリアに並ぶワイン大国。産地はプリオラートから。プリオラートという産地はお聞き覚えのない方が多いのではないでしょうか。しかし、ワイン業界では今や世界的に名を馳せている高級ワイン産地。そこでワインを造って暮らす、チャーミングな夫婦に出会いました。そのワインは、恐ろしく凝縮された果実味と、厳しく過酷なその土地の「土」を感じさせる一品です。

 

現段階でご紹介できるラインナップは、まだまだ数としては少ないのですが、それぞれその土地の風土を感じさせる珠玉のワイン達であることをお約束します。

そして、まだ知られぬ生産者を探し出し、直接会いに行き、話し、畑を見て、醸造所を見て、心に響いた魅力あるワインを、随時ラインナップに加えていく方針です。

 

さて、柄に無く真面目なことを書いたせいかそろそろ頭痛がしてきたので、本日はこの辺で筆を置かせて頂こうかと思います。

 

 

その昔、ある電気屋のテレビCMで「素敵なSomething」というフレーズがありました。歳がバレますね。

私が縁もゆかりもなかったこの輸入ワインという事業をするのも、これを通して「素敵な何か」が生まれることを感じているからな気がします。何ともぼやっとした話で自分でも呆れますが、自身の乏しい表現力ではこれ以上の仕様がございません。

生産者たち、事業パートナー、輸送業者の方々、飲食店の方々、ワインを飲んでくださるお客様……ワインを輸入し、お客様の口に運ばれるまでの間には沢山の人間が関わりますが、そのどこかで、ほんの少し、刹那の瞬間でも、素敵なSomethingがもしも生まれるならば、それが私にとってはちょっとした、でも一番嬉しいことなのかもしれません。

そんな素敵なSomethingへの願いを御挨拶に変えさせて頂き、ここで失礼致します。

 

我々の提供するワインが、皆様の素敵な時間を演出する一助になることを祈って。

 

 

 

 株式会社Sheldlake 代表取締役  村山佳徳

 

 

 

 

 

 

 

頭痛が…